2016.11.12 (土)
鎮魂の鐘を鳴らせ! ~秩父御岳山~
最近急に秋らしくなってきたため、電車の中でもマスクをしている人が目立つようになってきました
社内でも、風邪を引いたらしく苦しそうな咳をする人が見受けられます
私の周りでも何人か咳きこんでいるのですが…私自身は全く(^^;
今のところ、透明バリアで守られているかのように、風邪とは無縁でいられています
やっぱり山歩きを始めてから、免疫力が上がった気がします
このままいつまでも元気に、歩き続けていきたいものですね!
さて話は1か月以上前に遡り、10月2日(日)の山行です
以前から気になっていた秩父の山、秩父御岳山に行ってきました

やっぱり秩父の山は、味わい深いです
今回の山は、三峰口駅から歩いて登っていけるのですが、途中で西武秩父駅からお花畑駅に乗り換えなくてはなりません
ここの乗り換えについては今年の正月、宝登山に行った時に確認していたのですけどね…まさか仲見世が全面封鎖になっていて、大回りをしなければならないとはつゆ知らず

乗り換え時間5分、ダッシュで走れば1本前の電車に間に合うと思ったのに、無情にも目の前で遮断機が下りて向こう側に渡れず、三峰口行の電車をむざむざ見送った口惜しさよ…

次の電車まで40分くらいあるので、有名な秩父神社でも見に行ってみましょう!

朝7時半、静かな商店街です

秩父神社前にやってきました!
い、意外と距離あるぞ…これで次の電車にも乗り遅れたら、口惜しいなんてものじゃない


とにかく足早に、参拝します
今日も1日、よろしくお願いしま~す!

御神木かな?
大きな杉の木です!

7時48分、お花畑駅に到着…間に合ったぁ(^^;

7時50分、電車が来ました

あ~、久しぶりの青空!(^^

8時13分、三峰口駅到着~

8時15分、この道を道なりに進みます

橋の上から

橋の真上から…こ、怖い(^^;

橋の端から(笑)
奥に見えるのが武甲山

8時半頃、登山道入り口のトイレに到着~
ここでトイレに行ったり、柔軟体操したり、地元のお爺様方から最近の熊情報を聞いたりします

お爺様方曰く、「熊に遭ったら、うぉ~っと脅かしてやりゃあ、いいんだよ

…(^^; 「あは、ははは…


案山子に見送られて、8時38分出発です



ここの案山子は妙にリアルで、本当に人が立っているのかと一瞬ドキッとします(^^;

8時41分、登山道入り口です

ひと登りして、景色のいいところから
左奥に武甲山が見えます

三峰口駅です
前日は凄い人だったそうです
(毎月1日に、三峯神社では限定の白いお守りが配布されるそうで、これがすごい人気なんですって!)

悠々と風に乗って、高度を上げていく鳥…猛禽類なのでしょうが、さっぱりわからない(^^;

8時55分、目印の鉄塔到着
さて、先に進もうとすると…

う…スズメバチ

登山道のど真ん中に、よりにもよってスズメバチ…す、進めない

幸い、ここで道が二股に分かれているので、ちょっと悪路ですがそちらに進みます

キノコ

9時13分、次の展望ポイント到着


標識も立派で、迷うことはありません
ありませんが…

立派な標識をボロボロにする「奴」は、いるようです…遭いたくない!



登る登る
山中に木を突く音が響きます
探してみると…

あまり綺麗に撮れなかったけど、アカゲラ? オオアカゲラ?


尾根道に出ました

反対側の下の方には、林道が通っています

木々の隙間から景色が垣間見えますが、基本的にずっと樹林帯です



11時18分、大滝との分岐に着きました
いやぁここまで結構、上り詰めてきました(^^;
ここから山頂はすぐです

この先が山頂


狛犬様に見守られ

11時20分、秩父御岳山山頂到着~
山頂には、普寛神社の奥宮が祀られています
さて手元の本によりますと、旧大滝村は木曾御嶽山の王滝口を開山した普寛行者の出身地で、王滝とは故郷の大滝にちなんで名付けられたそうです
後に故郷の山にも参拝路を開いたのですが、それがこの秩父御岳山だそうです
木曽御嶽山に縁がある山に登り、2年前の惨事を忘れることなく、そして犠牲になった人々の鎮魂を祈り、鐘を鳴らします

カーーーーーン!!ーーーン!!ーーーン!ーーーン
結構力いっぱい叩いたので、音の反響が凄い(^^;
山頂からの景色



標高1400mほどから上は、雲がかかっていますね
このぐらいの高さが、ちょうどよかったみたいです
この後山頂でお昼を食べて11時56分、下山開始です


先ほどの分岐
大滝に向かって下山します

この辺りまでは歩きやすい道でしたが

しばらく結構角度のあるヤセ尾根を歩きます
周りに木々が生えているせいであまり感じませんが、尾根の両脇はかなり切れ落ちている部分もあり、転ぶとシャレになりません(^^;


ふい~、林道の交差部分に着きました
ここの林道、地元の人間が抜け道に使っているらしく、意外と車が走り抜けていくので気を付けましょう!


かなりしっかり、手が入っていますね
ちなみにここまで出会った人数は…20人ほど?

立派な杉の木が出てくると

12時59分、杉の峠の分岐です

簡略図の左下が本日のゴール普寛神社(落合集落)なのですが、そこから山頂に直接至る登山道は崩落のため、現在は通行止めになっています
普寛神社から登る場合には、一度強石との分岐であるここ「杉の峠」に出て、ここから山頂を目指します
コースタイムも、直接登れれば2時間ほどですが、杉の峠を経由していくため3時間はみてください

では私は落合集落に向けて下山します

途中橋が流れた場所があり

何とか横切って

林道に出ました
この後は林道でひたすら下山


14時、普寛神社に到着しました
神社で無事下山のお礼をしてから


大滝温泉に移動
お風呂だ~!


あぁ、楽しかった!

三峰口駅で急行池袋行きに乗ることができたので、池袋まで乗り換えなしで楽々帰れました!
下山途中で、地元の林道関係の方とお話できる機会がありました
その方が言うには、秩父御岳山は標高から容易い山だと思われてしまうようで、安易に登ってくる人が絶えないようです
最近では15時頃から登ろうとしている人を見かけて、さすがに注意したとのこと
実は私も林道を歩いている最中に、中高年の4人グループとすれ違いました
時間も13時半を過ぎていたので、これから登るのかと聞いたらそうだと言われ、びっくり

彼らは午前中に妙法ヶ岳に行き、登り足りなくてこちらに来たとのことですが…13時頃から登りだして、「あと1時間ちょっとで山頂でしょ」というので、直接登れるルートと勘違いしているみたいです
実際は、今いる場所から2時間くらいかかる旨説明しましたが、4人もいて誰も地図を持っていないようです
…なんだかなぁ…○| ̄|_

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No title
僕が破風山に登ってた時の記事ですね~。
秩父御岳山は手元にある「関東の山BEST100」というガイドブックに載っていて
いつか登ろうと思ってても未だ登れてない山です。
ガイドブックには山頂にサビサビの方位盤が写っていますが、もう無くなってるようですね。
山頂で鳴らした鐘は遠く木曽御嶽山まで届いた事でしょう。
秩父御岳山は手元にある「関東の山BEST100」というガイドブックに載っていて
いつか登ろうと思ってても未だ登れてない山です。
ガイドブックには山頂にサビサビの方位盤が写っていますが、もう無くなってるようですね。
山頂で鳴らした鐘は遠く木曽御嶽山まで届いた事でしょう。
Re: No title
続けてこんばんは、中ノ俣さん!
そうです、中ノ俣さんが破風山に登ってブコーさんを眺めていた時の話です。
あれから一月以上経ってしまいました(^^;
あはは…

秩父御岳山は、私も以前から登ろうと考えていた山です。
木曽御嶽山にも縁があることを知り、山頂の鐘を鳴らすために登ってきました。
本当に、決して忘れることなくこれからも気を引き締めて山に登ろうと、山頂で誓ってきました!
ちなみに、大滝温泉側から登る人の方が多いようで、三峰口駅からは誰もいませんでした(^^;