2016.11.23 (水)
快晴の茅ヶ岳~金ヶ岳縦走
深田百名山
百名山という言葉に対して、私自身あまり思うところはなく、逆にある種の目標にするには区切りのいい数字だ、くらいにしか思っていません
それに日本人は、「三大○○」とか「百名水」とかが好きですからね(笑)
(百名水は、私も好きだ!)
個人的には、「百名山」という言葉が独り歩きしているのが問題なのではないか、と思っています
「百名山」とは単に深田久弥が、彼の好みに合った山を100山選んだだけなんです
それをあたかも、日本の百名山であるかのように取り上げているマスコミやテレビに、非常に苛立ちます
そしてそれに踊らされて、山頂や山小屋などで滔々と「何座登った、あと何座だ、それだけしか登っていないのか」と自慢し、深田百名山以外の山の話をしても興味を示さない人達に、うんざりします
もっとも、そういう人達が「百名山」と呼ばれるところだけに集中し、他の山に興味を示さないでいてくれると、私としては静かな山歩きが出来て嬉しいですけどね

茅ヶ岳も本来なら、「どこそこ?」くらいの認知度だったろうに、深田久弥が亡くなったおかげで山の名前の前に、「深田久弥が亡くなった」という形容詞がもれなくついてまわっているようで…

まぁそのおかげでバスもしっかり出ているわけですから、なかなかに複雑な気分がします
そんなことを思いながら、11月5日茅ヶ岳へ行ってきました

本当に久しぶりの快晴でした!
朝、電車の中から

山が徐々に近づいてくると、ワクワクします!

9時半、駐車場はもう満杯です

茅ヶ岳と深田公園の分岐
別に興味ないので、深田公園には行きません

初めは車が通れるような道です

日が差し込んできて、明るい林

緑と赤・黄と青!

女岩は立ち入り禁止だそうで、ここが最終水場ですが…

ちょろちょろしか出ていないので、水の準備は登る前にしっかりとしておきましょう!

でた、巨石を支えるつっかえ棒!(笑)
女岩の手前から右手の斜面を登り始め、女岩を巻いていきます

木々に遮られて、下が見えません


ここは結構角度があります(^^;

色彩は綺麗です!


例え急坂だろうが、この景色にウハウハとしながら登っています(笑)

尾根に取り付きました

ここからはもう少し、ですね!


金峰山・五丈石
ホントーのホントーに、すごい岩
また行きたいなぁ…

そして11時33分、茅ヶ岳到着~
山頂からは

金ヶ岳と八ヶ岳

八ヶ岳の向こうに遠く北アルプス、穂高連峰と槍ヶ岳
槍と穂高の手前の稜線、右側のポコンと出っ張った山は常念岳かな

甲斐駒、右手手前に有名な黒戸尾根

鳳凰三山の向こうに、白峰三山
行きたい山が目白押し!

連なる山の向こうに、堂々たる奥秩父の盟主・金峰山

富士山は見ているだけでいいや(笑)
十分景色を堪能し、軽く腹ごしらえをしたら出発します
っていうか、人が増えすぎて落ち着かない(^^;

11時50分、金ヶ岳に向かって出発!
一度ぐんと下るけど、それでもいい
やっと静かになって、大きく息を吸い込みました

目の前の金ヶ岳・南峰
ピラミダルな山容で、なかなかいい形してますね~!

鞍部に着きました
見上げてみると

登り返していくと

これはまた、弁慶七戻りならぬ、八戻りかな?(笑)
振り返ると

茅ヶ岳と富士山

そうでした、ピラミダルな山容ってことは、登りも下りも鋭角的なんだった(^^;

いつの間にか、茅ヶ岳より高くなって…

南峰を通過し、目の前には金ヶ岳山頂

めっちゃ気持ちのいい道
みんな、茅ヶ岳だけで帰ってくれるから、静かで嬉しいな!(^^

木々の隙間から甲府盆地

12時49分、金ヶ岳到着~

茅ヶ岳と富士山

この景色を見ながら、ゆっくりコーヒーを飲みます
この時山頂独り占め…あぁ、なんて贅沢

しばらくゆっくりしていると、何人か人が増え始めました
皆この絶景を、思い思いに楽しんでいる様子
さて、私もまったりティータイムを過ごせたし、下山するとしますか!

13時14分、下山開始


鳳凰三山の向こうのあれは、北岳かな?
来年また行きたいな、今度はキタダケソウを見たいんだ(^^

やっぱり私、南アルプス好きだわ(笑)

下山開始直後は穏やかなのですが、忘れてはいけない、金ヶ岳がピラミダルな山容だったことを…(^^;

これは序の口


このほわほわ、何だっけ?


ここ、本当に危なかった

ちゃんと歩けば問題ないけど、崩落寸前、ロープがないと危なすぎる


うん、確かに危険だったよ(^^;

木々の隙間から、この日初めての八ヶ岳全景

この案内から山頂手前までが、本当に油断できない区間です
反対側から来る人は、十分気を付けてください!

この後は、秋の日差しを浴びながら気持ちよく歩いていきます(^^





あぁ、何たる幸せ


さっきまでいた山の上

リンドウが一株だけ、咲いていました


しっとりした樹林帯を歩き

舗装路に出てきました
これを左手に行くと

ふれあいの里への近道

ここ、車が通れるね
横のキャンプサイトに響く子供の声を聞きながら歩き

14時55分、下山終了

猫がガン見してくる(笑)

日差しが強い!
さて、ここから長~い舗装路の始まりだ(^^;


ススキと鳳凰三山

東大って、あちらこちらに宇宙線研究所を作っているのね、乗鞍岳にもあったしね~

秋の八ヶ岳

それにしても長い…


15時26分、やった~!
やっと瑞牆・増富温泉の方から来るバス通りに出たぞ!
振り返って、茅ヶ岳をパチリ

そういえば、茅ヶ岳ってニセ八ツとも呼ばれているらしいですね
韮崎から深田公園バス停に向かう時に、確かに似ている山容だなとは思いましたけど
でもまぁ、山を歩かない人達から見れば、富士山以外は全部同じに見えるんじゃないかな(苦笑)

さぁ、もう少し頑張ってハイジ村に向かいます!
目指すは、クララの湯


今日は一日、いい天気でした!
この後クララの湯で汗を流しバスで韮崎駅に戻りましたが、途中渋滞に引っかかって、駅に着いた時に電車が行ってしまいました

次の電車は1時間後…う~ん(^^;

ところが、5分後にスーパーあずさが来るんですよね
これに乗れば、20時前には家に着きます
鈍行で帰ると22時…え~い、乗っちゃえ!


綺麗な夕焼けと南アルプスと夜景を見ながら、帰りましたとさ!
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No title
悠さんこんばんは。
日本人は 「限定!〇〇」も好きですよね~~
僕もそれにのせられるタイプです(笑)
茅ヶ岳は以前何度か登ろうとしたんですが
登ったら脳溢血で倒れそうなので未だ見送ってます。
人生の最後の方になったら登ろうかな・・・
この頃の富士山って、まだ山頂だけが少~し白かったんですね。
今では5合目まで真っ白ですよね。
この白くなった富士山をどこかの山から眺めてみたいです。
やっぱり茅ヶ岳はやめといて
秀麗富嶽十二景のどこかで・・・
日本人は 「限定!〇〇」も好きですよね~~
僕もそれにのせられるタイプです(笑)
茅ヶ岳は以前何度か登ろうとしたんですが
登ったら脳溢血で倒れそうなので未だ見送ってます。
人生の最後の方になったら登ろうかな・・・
この頃の富士山って、まだ山頂だけが少~し白かったんですね。
今では5合目まで真っ白ですよね。
この白くなった富士山をどこかの山から眺めてみたいです。
やっぱり茅ヶ岳はやめといて
秀麗富嶽十二景のどこかで・・・
Re: No title
おはようございます、中ノ俣さん!
月末・月初が終わり、ボロボロになった悠です…先週はきつかったぁ(^^;
茅ヶ岳に登った日、本当は別の山に行く予定でしたが交通手段の目処が立たず、急遽探した山でした。
登ってみると景色がとてもよく、またちょうど紅葉も盛りの時期で、楽しい山行になりました(^^
とりあえず脳溢血にはならなかったので、ちゃんと帰ってこられました!(笑)
富士山もこの後どんどん白くなっていって、ようやく季節が正常に動き出した気がしますね!
これから楽しい楽しい、白い季節が始まりますよ~

しっかり準備して、お互い楽しみましょう(^^