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憧れの地、飯豊山へ ~1日目~



東北の山を登るようになってから、いつからか気になっていた飯豊山
その長大な山塊にとても魅力を感じながらも、「上級者向け」という言葉に尻込みをしていました
まぁ、あと交通の便が悪いんですよね(^^;
基本公共交通機関で山登りをしている身としては、なかなか行き辛い山なんです

しか~し!
今回私はその壁をぶち抜くルートを発見した!!


それが、喜多方に前泊した理由です
どんな方法かというと…
タクシーです!(`・∀・´)エッヘン!!

2022.07.飯豊山
待っててね、飯豊山!
頑張って登るからね!!





当初縦走する予定だった私は、福島県側、山形県側、新潟県側の全ての登山道へのアクセスを調べました
そして、そこに到達するまでの交通手段も…
移動に一日掛けるか、前泊するのか、レンタカーはどうか…東京からの移動手段、前泊する場所等、登山口から泊まる小屋までの所要時間も含めて、トータルでいろんなパターンを考えて、ようやく導き出した縦走プランがこちら↓

7月29日 仕事終了後、新幹線で郡山へ そこから喜多方に電車移動
7月30日 タクシーで川入登山口に行く(タクシーなら御沢キャンプ場まで入れる)
       御沢キャンプ場~三国小屋~切合小屋(泊)
7月31日 切合小屋~本山小屋~飯豊山~御西小屋~大日岳(ピストン)~御西小屋(泊)
8月1日  御西小屋~梅花皮小屋~門内小屋(泊)
8月2日  門内小屋~梶川尾根~飯豊山荘(下山)

ところが、門内小屋が修繕で使えないと情報が入り、8月1日の小屋を梅花皮小屋(かいらぎこや)にするか、頼母木小屋(たのもぎこや)にするか、変更しなければなりません
今回一番歩きたかったのが、御西小屋から梅花皮小屋の間の稜線です
3日目の行動時間を4時間にするか8時間にするか…かなり迷いましたが、この稜線を堪能するのが目的なら、ゆっくりプランで堪能しよう!と思い、3日目の宿泊小屋を梅花皮小屋に変更しました

ようやく全ての手配が整って、あとはパッキングをして体調を整えるばかりになった時、7月の豪雨で山形側の林道が7月30日まで使えないことが分かりました
それは飯豊山荘も休業し(お風呂に入れない)、バスも入って来ないという事です
かなり悩みましたが、月末に確実に林道が使えるか分からないこと、バスは当面手前の梅花皮山荘までしか来ないという事で、縦走は諦めて川入IN~弥平四郎OUTの半ピストンのプランに変更しました

結果的には林道の解除も予定通りでしたし、バスも飯豊山荘まで入ってきたようですが、それが分かったのは山に上がってからで、その時点で日数を短縮していたから食料も足りないし、縦走はしませんでした
まぁ今回は、縦走路に呼ばれていなかったってことなんだよね、きっと(^^;

さて、変更したプランは
7月29日 仕事終了後、新幹線で郡山へ そこから喜多方に電車移動
7月30日 タクシーで川入登山口に行く(タクシーなら御沢キャンプ場まで入れる)
       御沢キャンプ場~三国小屋~切合小屋(泊)
ここまでは一緒
7月31日 切合小屋~本山小屋(ここで荷物をデポ)~飯豊山~御西小屋~大日岳~御西小屋~本山小屋(泊)
8月1日  本山小屋~切合小屋~三国小屋~疣岩山~松平峠~祓川山荘~弥平四郎(下山)
        デマンドバスでロータスインへ移動、お風呂に入ってから帰宅

という事で、29日に喜多方のホテルに前泊
朝5時に、タクシーの送迎を頼みました(5時前だと深夜料金なんです)
2022.07.飯豊山
4時50分、そろそろ出かけますか!

タクシーで御沢キャンプ場へ
2022.07.飯豊山
車がいっぱいでビックリ!
タクシーの運ちゃんも、「こんなに停まっているのは初めて見た!」とびっくり!(^^;
 *これは後でわかったのですが、この土日はアルプス方面は軒並み悪天候だったようです
   晴れていたのはこの山域という事と、山形側の道が使えないという事で、こちらに集中したようです

ちなみに喜多方市内からここまでは40分ほどで、金額も8870円と1万円いきませんでした
タクシー代が高い?
そんなもん、残業代で出してやる!(*`へ´*)
…人員削減のあおりを受けて、どれだけ大変だったことか…(T_T)
タクシー代1万円が痛くないほどには、稼ぎましたとも!
それに、1分1秒でも早く登山口に着きたい身としては、必要経費ですって<(`^´)>

それでは身支度をし、しっかりトイレにも行って
2022.07.飯豊山
6時スタートです

2022.07.飯豊山
最初はゆったりとした道を歩きます
ここでウォーミングアップって感じですね

歩き始めて10分で分岐
2022.07.飯豊山

2022.07.飯豊山
左側に行くと、滝があるようです
ちょっと気になるけど、往復2時間は無理なのでパス
何しろここから切合小屋まで、10.5キロなんですって!
分かっちゃいたけど、数字で見ちゃうと初っ端から心が折れる(^^;

2022.07.飯豊山

2022.07.飯豊山
分岐に立っている大きな木
あらためてここから一礼して、登山開始です!

2022.07.飯豊山

2022.07.飯豊山

2022.07.飯豊山
7時過ぎ、下十五里到着~
樹林帯で風はないし、湿度が高くて本当に暑いっ!!
予想以上に水分を消費している…水場まで余裕な程度には水を持っているけど、この暑さは尋常じゃない
下手すりゃ熱中症起こすよ(--;

2022.07.飯豊山
ガスの向こうに、うっすらと山の影
景色が見えないのは残念だけど、日が当たらない分、まだましかな…

2022.07.飯豊山
登る、登る、ひたすら登る
この辺りでは、もはや修行と化している(^^;

2022.07.飯豊山

2022.07.飯豊山
何の花か分からな~い

2022.07.飯豊山
7時53分、上十五里到着~
きついんだけどね、ちょうどいいタイミングで休憩ポイントがあるんですよ
川入から入る人が多いのって、こういう休憩ポイントや水場があって、歩きやすいからなんだろうな…岩場はあるけど(^^;

2022.07.飯豊山
おぉ!
少し気分が上がってきましたよーっ(^^

2022.07.飯豊山
8時28分、笹平到着~
普段はザックをおろさずに立ち休憩することが多いのですが、今回は都度都度おろして、水分補給します
いやホント、この暑さヤバいって(^^;

2022.07.飯豊山
ツルアリドオシ

2022.07.飯豊山
シロバナニガナ

2022.07.飯豊山
横峰到着~
ここはスルーしました

2022.07.飯豊山
標識が倒れていますが、とりあえずここから水場はもうすぐみたい!(^^

2022.07.飯豊山
9時10分、水場到着~
冷たくてメッチャ美味い~!!
まさに命の水
ここで美味しい水をたっぷり補充…ザックがまた重くなっちまったぜい(^^;
さぁ、頑張って登るぞ~!

2022.07.飯豊山
山アジサイかな?

2022.07.飯豊山
9時37分、ほどなく地蔵山下の分岐

2022.07.飯豊山
イワイチョウ

2022.07.飯豊山
ガスが切れてきました!
ワクワクした気分と、手前の山を登っていく人の姿が見えて苦笑いな気分
気合いだ、気合を入れろ!
だってまだ岩場にも来ていないし(^^;

2022.07.飯豊山
ミヤマクルマバナ
今回一番多く咲いていた花

2022.07.飯豊山
シナノオトギリ

2022.07.飯豊山
まだまだ登る、まだ登る~♪

2022.07.飯豊山
ミヤマコウゾリナ

2022.07.飯豊山
ガスが上がって、遠くの景色が見えるようになってきました!

岩場帯に突入直後
2022.07.飯豊山
うっすらと人が見えますが、あそこからガチな角度で登ります

2022.07.飯豊山
ミヤマホツツジ
この花もずっと見れました
花弁がクルリンとカールして、とても可愛らしいです(^^

2022.07.飯豊山
谷が深いなぁ、雪がまだ残っているよ(^^;

2022.07.飯豊山
岩場は続くよ

2022.07.飯豊山
これは登ってきたところから撮りました
中央の大きな黒っぽい岩の向こうに分かりにくい分岐があります

2022.07.飯豊山
この岩を右行くと

2022.07.飯豊山
この岩を巻いて

2022.07.飯豊山
この写真だと左側のスラブ岩を登ります
晴れていればいいのですが、濡れているとツルツル滑る、とても怖いところです

2022.07.飯豊山
先ほど右に行ったこの場所で、左に行くと(この写真では正面にあたります)

2022.07.飯豊山
この写真では右手に下りる鎖がありますが、この下に出てきて、安全に通行できるんですって!
パーティを引き連れているガイドのおじ様に、教えていただきました
ありがとうございます(^^

2022.07.飯豊山
まだまだ続くよ

2022.07.飯豊山
木々が生えてきて

2022.07.飯豊山
ホント?

2022.07.飯豊山
ホントでした、10時48分、三国小屋到着~
疲れた、お腹空いた、喉乾いた~っ!
お腹は空いているけど、固形物が喉を通らない時の必殺技
秘儀、流し込み!( ー`дー´)キリッ
パンを口に含み、水分で胃に落とします(^^;
いやホント、これしないと食べられないくらい、暑くてツラい…

2022.07.飯豊山
小屋の前でタカネマツムシソウ

エネルギーと水分を補給し、トイレに行ったら(ここのトイレ水洗だった!)
2022.07.飯豊山
11時12分、出発です

2022.07.飯豊山
まだまだ先は長いぜ(^^;
この先のアップダウンに、げんなりしてくる…

2022.07.飯豊山
トンボがすごい数飛んでいます
おかげでブヨにやられていないです(^^

2022.07.飯豊山
センジュガンピ

2022.07.飯豊山
ミヤマママコナ

2022.07.飯豊山

2022.07.飯豊山
ミヤマキンポウゲ

2022.07.飯豊山
梯子
ここは一番下だけ梯子を使い、あとは鎖と三点支持で登ります

2022.07.飯豊山
ミヤマタテウツボグサ
切合小屋まで、けっこう咲いていました

2022.07.飯豊山
ムカゴトラノオ

2022.07.飯豊山
登山道脇には、お花がいっぱい!

2022.07.飯豊山
ハクサンシャジン

2022.07.飯豊山

2022.07.飯豊山
片側がキレ落ちている岩場ですが、手掛かり足掛かりがちゃんとあるので、鎖と三点支持を守れば大丈夫です
あと、絶対に余所見をしない…下見ると怖いから!(^^;

2022.07.飯豊山
切合小屋が見えました!

2022.07.飯豊山
12時40分、種蒔
切合まであと1キロか~(^^;
ここまでひたすらアップダウン…いや違う、アップアップアップダウン、アップアップアップダウン、アップアップアプウダウンを繰り返していたので、本当にキツかった!Σ( ̄ロ ̄lll)

2022.07.飯豊山
写真中央の鞍部に小屋が見えているのだけど、一向に近づかない…小屋は見えてからが遠いんだ

2022.07.飯豊山
アカモノ

2022.07.飯豊山
ハクサンボウフウ

2022.07.飯豊山
ノウゴウイチゴ

2022.07.飯豊山
おぉっ、シラネアオイだ!
ここで会えるとは(^^

2022.07.飯豊山
登山道横に大きな雪渓
暑い、汗だくだよ、ダイブして涼みたい~

2022.07.飯豊山
アオノツガザクラちゃん(^^

2022.07.飯豊山
おちょぼ口が可愛いね!

2022.07.飯豊山
スミレ

2022.07.飯豊山
モミジカラマツ

2022.07.飯豊山

2022.07.飯豊山
チングルマがいっぱい!

2022.07.飯豊山
コウメバチソウ

2022.07.飯豊山
マルバコゴメグサ

2022.07.飯豊山
ハクサンオミナエシ

2022.07.飯豊山
クルマユリ

2022.07.飯豊山
タカネマツムシソウと蜂さん
蜜を集めるのに夢中で、カメラに全く気付いていません(^^;

2022.07.飯豊山
大日杉小屋から上がってくる登山道と合流

2022.07.飯豊山
あぁ、やっと小屋に近づいた(^^;

小屋には13時5分頃到着~
約7時間ってところですね
めちゃくちゃ暑くてへばっていた割には、コースタイムで上がれてよかった(^^;
夏の天気の急変に備えて、遅くとも14時までには着きたかったから…

この後受付をして、自分の寝床の場所に行き、荷物を下ろして、更衣室でお着替え
風呂に入ったのかと思うほど、全身びっしょりです(^^;
切合小屋は小屋の前で水が出ているので、溢れたお水で手拭いとかを洗って、ついでに軽く頭も洗って(水を流しただけ)、自分の寝床の所に細引き張って、濡れた衣類や手拭いとかを干しました👕

小屋の外でビールを飲んだりしながら、他の登山客とお話ししているうちに
2022.07.飯豊山
晴れて景色もすっかり良くなりました(^^

2022.07.飯豊山
夕飯はカレー
お替り自由と言われたので、とりあえず2杯は食べました!
だって腹ペコだったし

食後、腹ごなしに小屋の周囲を散策
2022.07.飯豊山
この日のテントは80張だったそうで、小屋の最高記録だって小屋番さんが言っていました

2022.07.飯豊山
あんなところにもテント張っている人がいる
そして雪渓の上で涼んでいる人も(^^;

2022.07.飯豊山
下の方でこんな風に曇っていると、下界からは雲に覆われているように見えるんだろうな~

2022.07.飯豊山
ヤマハハコ

2022.07.飯豊山
山と雲と空しか見えない

2022.07.飯豊山

2022.07.飯豊山
こういう景色を見たくて、山の上に上がってきているの

2022.07.飯豊山
日が暮れ始めました

2022.07.飯豊山

2022.07.飯豊山
正面に大日岳を見ながらの夕陽
はぁ、幸せだ~

明日はあそこまで歩くのか…歩くの? 本当に?
…とりあえず寝よう、明日どうするかは、明日の体力次第だな!

2日目に続く

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悠

Author:悠
基本は山に行った時の事を、それ以外は日々の呟きのようなものを、伝えていきます。

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