2014.05.06 (火)
新緑の尾根歩き ~吊尾根・グミ尾根縦走~
山に行くために、朝早い電車に乗っていたときのこと
何しろ始発電車が基本ですから、道中は貴重な睡眠時間
うとうとしていたそんな時、車内放送が入りました
『次は~、○○駅~、○○駅~、電車とホームの間が広~~~~~いので、ご注意ください~』
びっくりして目が覚めました(笑)
そんなに広いのか、そうか

ちなみに、飯田橋か市ヶ谷だった気がします
5月4日、高尾山域から奥多摩へ抜ける吊尾根~グミ尾根を歩いてきました
この道は以前B・Yさんが歩かれており(『陣馬山から市道山、臼杵山』)、是非一度、私も歩いてみたいと思っていました

朝の高尾駅
6時55分発の陣馬高原下行きのバスに乗ろうと思ったら、長蛇の列(^^;
臨時便を入れて3台、出ました

トイレに行って、腹ごしらえをして、ストレッチをして身支度整えたら出発です
時間は7時55分
結構皆さん、スタートが早いです

プリケアナ
新ハイキングコース入口

皆さんこちらに行きますが、私は舗装路で和田峠に向かいます
一度陣馬山に行ってもいいのですが、今日は何しろロングコースですからね~
時間に余裕を持ちたいので、陣馬山はパスします
…多分混んでいるし(何しろバス3台分)


ロードレーサーの人が息を切らせながら、登っていきます
息も絶え絶えに登って、あっという間に下りちゃうなんて、何が楽しいのかな?
と思いつつも、私の山好きだって他人から見れば同じなんだろうなぁ、と思う(^^;

?

キケマン

キランソウ

タチツボスミレ

ムラサキケマン

シロヤブケマン

まだ残っているの!?
本当にびっくり


8時50分、和田峠到着
ここの茶屋が開いているの、初めて見た(笑)
ここでトイレ休憩
この先トイレは、下山するまでありません

8時55分、茶屋の向かいの林道からいよいよスタート

すぐに登山道が出てきます
ちなみに、こちらへ歩いてくる人は全然いません
GW中だから、多少はいると思っていたんだけど…

こ~んないい道なのにね!

緑のコントラストが、美しい(^^

上川苔までは、関東ふれあいの道

こんな感じの道を歩いていきます
横を見ると

木々のすき間から富士山

今日の富士山は、これがラスト

チゴユリ

イカリソウ

サクラスミレ

タチツボスミレ

ヒトリシズカ発見!

クサイチゴ

パピリオナケア

これは…ヒゴスミレではないか!

醍醐峠

コースタイム30分のところ、写真撮影に熱が入り2分オーバー(^^;
だって、お花が咲き続けているんですもの!
ここまでに私を抜いたのは、男性2人と女性3人のパーティ2組のみ
観光地化されていないコースですから、静かでいいですね
(トイレはないけどな)

さて、八王子最高峰に登ります

ヒゴスミレ、大好きです!

分岐が見えてきました
醍醐丸到着~


本日の最高地点です

9時40分、市道山に向かって出発


陣馬山が見えます
拡大すると…

(クリックしてね!)
…混んでるわ~、よかった、あっちに行かなくて

以前、GW中に陣馬~高尾を歩こうとして、あまりの人混みに挫折、景信山から小仏バス停に行こうとして更に挫折、小下沢林道にでる道に急遽変更したことがあります
人が多すぎて、息苦しい…

それにひきかえこっちは

新緑と青空

パピリオナケア

静かな山道

新緑の森と鳥の声
ぜ~んぶ、独り占め!
すっごく贅沢




一体どこの高原か?って感じ♪

広葉樹から針葉樹に変わるころ、傍らを林業用の道が平行します
針葉樹になると下草も変わり

またヒトリシズカに遇えました(^^

笹尾根方面

市道山に向かう前に、下りる下りる(^^;
また登り返すんだよ~


でもこんな景色が見られるし♪

市道山まで、あと0.9キロ

いい道~

刈寄山との分岐

この坂を登れば

10時50分、市道山到着~
写真撮影していたわりに、コースタイムで着いたよ(^^;

いい景色!
ここで休憩するか迷いましたが、軽くエネルギー補給して、先に進みます

市道山山頂からすぐのところに、笹平への分岐があります
私は臼杵山へ


臼杵山に向かい始めると、すぐに急坂

下から見るとこんな感じ

フィリヒナスミレ
すっごく可愛い!

大きな松の木のところで、90度曲がって下ります

また登ります
アップダウンを繰り返し、標識なんぞかけらもない中、ようやく標識発見

消えかかっていますが、『尾根道を歩いてください。山道(林業用)は途中で消えることもあります』
このアドバイスは、この後の行動に影響を与えました
この辺りで、しゃりバテ(^^;
お握り休憩します

う~ん、元気が出てきました
お握りって偉大だ!

また登りです
お握り食べていなかったら、登れなかったかも(笑)


今度こそ、臼杵山山頂でしょ!?

やった~!
12時15分、到着

山頂で、4人のおじ様とおば様1人の5人パーティがお昼中
これから陣馬山はきついか聞かれましたが…休憩無しの標準コースタイムで、ここから4時間弱
この時間にまだこの位置、人もろくすっぽ通らない山域で、それは…

私が陣馬から来たことを話したら、ルート変更していました
市道から笹平に下りるそうです
そしておじ様方は出発していきました
私は

椅子型の切り株で、お昼ご飯♪
目の前は


いい景色です
山際の町は、きっと武蔵五日市
コーヒーまでゆっくり飲んで、12時45分スタートです

ここの手前で巻き道っぽいのがあったのですが、標識もないし、尾根道から外れるなって言っていたし(^^;
今日は、荷田子峠に向かいます

笹道のグミ尾根

この辺は、標識があるんだね~


アップダウンもあるけど、基本どんどん下ります

この道は尾根道と巻き道の合流地点
このピークの手前に分岐があったけど、尾根道から外れるなって言うから(笑)


立派な椅子つきテーブルです

荷田子峠の手前の標識


ヤマツツジ
緑に赤が映えます

オトコヨウゾメ

秋川渓谷沿いの町
もうこんなに人里近い
この見晴らしのいいピークも手前に分岐があって、巻道っぽいのがあったけど、尾根を外しませんでした(笑)

13時50分、荷田子峠到着
この先は

こんな感じ
当初、十里木まで行こうかと思ったけど、そろそろ人が恋しくなってきた(笑)

見晴らしのいい場所まで行ってみた景色
多分、金比羅尾根
あの道もいつか歩きます

では、下ります


どんどん下りてきて

シャガの花が見えてきたら


14時5分、下山完了~
バス通まで出たら、信号を渡ったところにトイレがありました
そのまま先に進むと

瀬音の湯へと案内する標識があります
瀬音の湯に向かったら

渋滞している~(^^;

さすが連休中

この後、お風呂に入場規制がかかっていて待たされたり、臨時のバスでも十里木からだとぎりぎり乗れたり、ホリデー快速は座れたけどメチャ混みだったりしましたが、無事に帰って来れました
今回のコースは、とてもいいコースでした
トイレがないのが難点ですが(山はどこでもそうだよ!)、GW中にも拘らず静かな山行きができて、新緑を堪能してきました!
でも同時に、何であんなに人がいないかも分かりました

ルートはずっと明瞭です
ただしアップダウンが多く、標識も市道山をすぎると主要部分のみになる上に、林業用の道路や目印も多く、知らずに突っ込むと道を外れる可能性もあります
標識のみに頼って歩いている人などは、危険ですね
標識がほとんどないから不安に思っても、まず人がいないので誰にも聞けないし、万が一迷った時に目印になる赤テープを探したくても、それ以上に黄色テープや白リボン、白ペンキだらけで、訳わかんないし

破線ルートじゃないけど、最低限の地図読みとコンパス使いができないとまずいな、と思いました(^^;
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新緑の吊尾根♪
こんばんは。
吊尾根行って来られましたね(^^)広葉樹の新緑が、さぞ美しかったのではないでしょうか。冒頭に私の日記のことを書いていただいて感激しました。たしかもう7年前のはずです。うれしかったです!
このコースはアップダウンがあって、なかなか疲れますよね。瀬音の湯に入って帰ればまぁひと息つけるかなとも思いますが、瀬音の湯の欠点は、湯上がりのくつろぎスペースがあまりないところですね。昔はそうでしたが、今はもしかしたら変わっているでしょうか?
それにしても花の名前はずいぶんとお詳しいのですね。図鑑とか見なくても頭に入っているのでしょうか?この日記でもスミレの仲間のような花がたくさん出てきましたが、とても覚えるのは不可能です(笑)すごいです~
吊尾根行って来られましたね(^^)広葉樹の新緑が、さぞ美しかったのではないでしょうか。冒頭に私の日記のことを書いていただいて感激しました。たしかもう7年前のはずです。うれしかったです!
このコースはアップダウンがあって、なかなか疲れますよね。瀬音の湯に入って帰ればまぁひと息つけるかなとも思いますが、瀬音の湯の欠点は、湯上がりのくつろぎスペースがあまりないところですね。昔はそうでしたが、今はもしかしたら変わっているでしょうか?
それにしても花の名前はずいぶんとお詳しいのですね。図鑑とか見なくても頭に入っているのでしょうか?この日記でもスミレの仲間のような花がたくさん出てきましたが、とても覚えるのは不可能です(笑)すごいです~
Re: 新緑の吊尾根♪
こんばんは、B・Yさん!
まず、吊尾根縦走にB・Yさんの話を引用する旨、お断りするのを忘れてました

事後報告ですが、引用させていただきました、ありがとうございます!
さてさてこの道、B・Yさんの話を読んだ頃からずーっと行ってみたかったのですが、何分にもそれなりに距離ありますし、人が少ないコースですから、GW頃がよいだろうと思ったら、GWでも人が少なかったですよ(笑)
花の名前は、帰ってきてからせっせと調べました(笑)
私に区別がつくのは、ヒゴスミレとエイザンスミレ、ヒトリシズカくらいです。
瀬音の湯は、くつろぎスペースはあったと思いますが、くつろぐよりも早く帰りたかったので、寄っていません(^^;
いずれまた行くと思うので、その時確認しますね!
臼杵山!陣馬山のさらに奥。全然知りませんでした^_^;
高尾山の先の縦走路って、長〜〜〜いんですね★
そしてほとんど誰も通らない登山道…
GW、どこのお山に行っても混んでる中、それは貴重ですね!やっぱり空いているに越したことはないですよね、ちょっとさみしい気持ちもありますが。
トイレがないルート…マイナールートだったり、人が入りにくい奥地だったりすると、仕方がないですよね。でも私も、トイレものすごく近いのでトイレないのは困ります^_^;そんなときはたくさん汗をかいてトイレに行きたい気をごまかします 笑
という冗談はさておき、私も地図はちゃんと読めないといけないなあ、と思ってます。聞く人が通らない時なんて多いですもんね。そして前もってちゃんと地図を理解してれば、こんなにアップダウンの多いコースだと心の準備ができたのに、と最近後悔しました^_^;
高尾山の先の縦走路って、長〜〜〜いんですね★
そしてほとんど誰も通らない登山道…
GW、どこのお山に行っても混んでる中、それは貴重ですね!やっぱり空いているに越したことはないですよね、ちょっとさみしい気持ちもありますが。
トイレがないルート…マイナールートだったり、人が入りにくい奥地だったりすると、仕方がないですよね。でも私も、トイレものすごく近いのでトイレないのは困ります^_^;そんなときはたくさん汗をかいてトイレに行きたい気をごまかします 笑
という冗談はさておき、私も地図はちゃんと読めないといけないなあ、と思ってます。聞く人が通らない時なんて多いですもんね。そして前もってちゃんと地図を理解してれば、こんなにアップダウンの多いコースだと心の準備ができたのに、と最近後悔しました^_^;
Re: タイトルなし
こんばんは、umeチャンさん!
コメントありがとうございます(^^
トイレがないルートを通る時は、とにかく汗をかくことですね。
摂取水分が汗で出てしまえば、トイレも行かずにすみますから(^^;
でも、最悪な事態は常に想定してしまいます…あの田部井淳子さんですら、覚悟を決めてやったことがあるそうで!
うぅぅ、女性には厳しいですよね~

(なんて話をしているのやら

まぁ、その辺はさておき、和田峠から生藤山の方に行くコースは、もともと人が少ないのは知っていたんです。
以前、和田から山の神に上がるルートを通ったことがあって、その時に笹尾根の方は人が少ないよと、出会った方から教えてもらっていたんです。
本当に静かでいい道でした。
新緑もすごく綺麗で、満足満足(^^
それにしても、『ちゃんと地図を理解していれば心の準備が出来たのに、と後悔した』って、一体何があったのでしょう!?
気になります、一体umeチャンさんに、何が起きたのか…!?

No title
こんばんは。
このルートは歩いたことがありませんが、荷田子峠・戸倉城山へ左折する指導標と正面を塞ぐトラロープの場所はこの記事の写真で見たことがあります。
http://www.sangakujro.com/file/sounan090928.pdf
6年前の道迷い→滑落死亡事故の後で設置されたもののようです。それ以前は指導標もトラロープもなかったようですので、かなりの方がここで道迷いをしたんじゃないかと思います。地図とコンパスが必須のルートであることは間違いないようです。
このルートは歩いたことがありませんが、荷田子峠・戸倉城山へ左折する指導標と正面を塞ぐトラロープの場所はこの記事の写真で見たことがあります。
http://www.sangakujro.com/file/sounan090928.pdf
6年前の道迷い→滑落死亡事故の後で設置されたもののようです。それ以前は指導標もトラロープもなかったようですので、かなりの方がここで道迷いをしたんじゃないかと思います。地図とコンパスが必須のルートであることは間違いないようです。
No title
悠さん こんばんは
今回のコース、一部ハセツネコースとかぶっているので参考になりました。ありがとうございます。
お花の写真いっぱいですね♡僕の苦手なスミレの花もいっぱいあって参考になりました。悠さんはお花の名前どうやって調べているのですか?僕は本で調べることが多いのですが、わからないことが多くて…参考までに教えていただけると嬉しいです!
新緑の爽やかな森の中を一人静かに歩く…最高ですね!
僕も悠さんに、ぜ~んぶ、独り占め! されてみたいです(*´Д`)ハァハァ
すみませんm(_ _)m
今回のコース、一部ハセツネコースとかぶっているので参考になりました。ありがとうございます。
お花の写真いっぱいですね♡僕の苦手なスミレの花もいっぱいあって参考になりました。悠さんはお花の名前どうやって調べているのですか?僕は本で調べることが多いのですが、わからないことが多くて…参考までに教えていただけると嬉しいです!
新緑の爽やかな森の中を一人静かに歩く…最高ですね!
僕も悠さんに、ぜ~んぶ、独り占め! されてみたいです(*´Д`)ハァハァ
すみませんm(_ _)m
Re: No title
こんばんは、徒骨亭さん!
トラロープの分岐で、そのようなことがあったんですね…結構踏み跡バッチリの道でしたよ(^^;
トラロープと道標がなければ、私も間違えていたかもしれません

気をつけなくちゃ!
とにかく一人で歩いていると、判断が全て自分じゃないですか。
周囲に人がいても、判断は自分で下すべきだと、私は思います。
まぁおかげで、特に初めての道を歩いた時などは、無事下山するまで毎回ドキドキものなんですけどね!
でもその積み重ねが、いざと言う時に自分を助けてくれると、信じています。
Re: No title
こんばんは、kouさん!
おぉ、ついにハセツネに参加する決意をされたのですね(笑)
頑張ってください!
私は遠くから、隣の尾根くらい遠くから応援します(^^
…だって、大会コース上で応援したら、混んでるじゃないですか~。
私もお花の名前を覚えるのが苦手ですので、帰ってきてから調べます。
本は持っていないので、ネットで検索します。
ネットで調べる時は、その山域と「花」、もしくは「植物」で調べると、結構ヒットしてきます。
でも本も欲しいんですよね~。
問題はその本を手に入れるために、混んでいる場所に、混んでいる時間に行かなければならない、と言うことでしょうか(^^;
それがイヤで、なかなか手に入れられません

kouさんを独り占め、ですか?
そんなことをしたら、kouさんファンの皆様に恨まれてしまいます!
謹んで、ご辞退申し上げます(笑)